趣味で始めるジオラマの作り方
最近ジオラマ作りを趣味にしているという人が増えています。かつては盆栽が大人のたしなみだったように自然の情景を思いのままに作りだす事ができることが人気のひみつです。鉄道模型やフィギュアと組み合わせて一つのシーンを忠実に表現するというのも楽しみの一つのようです。
かつて、旅行がまだ世間一般で贅沢とされていた時代、貴族の間では画家に異国の風景画の中に自分たちを描かせるという遊びが流行ったそうです。小さな世界に自分を投影して、さも自分が風景の一部になったような錯覚を楽しむ趣味は昔からある高尚な遊びなのです。
ジオラマに込める思いは人それぞれですが、やはり、海の風景に憧れる方は多いのではないでしょうか。水のテクスチャーと砂の素材感で情景を表現しやすい砂浜のある海の作り方が初心者にはお勧めです。砂浜を作るのには安定した土台が必要なので厚めのボードを用意します。そこにボンドと砂を混ぜた物を乗せ砂浜を作ります。ボンドが乾いたら海の色を乗せていきます。グラデーションを意識しながら色を丁寧に重ね上からレジンを流し込みしっかり乾かします。細かいこだわりは思いのまま、水はねを演出したり、砂浜に足跡を残すなどして楽しむことが出来ます。